アーカイブ 2011年 6月



歯の外傷の治療は矯正治療と歯牙移植の両方ができる歯科医院へ

">歯の外傷の治療は歯科におけるER(Emergency Rescue)。

多くの歯科疾患は、おおざっぱなくくりでいえば「慢性疾患」で、あとはどの段階で患者さんが来院されるかでその緊急度が異なるだけです。

しかし、外傷は違います。明らかに救急処置。それも歯の命を考えると、救命救急

当院にも1年に何度かこのような患者さんが来院されます。テレビやその他メディアで「歯が抜けたら、牛乳に入れるか、自分の口の中に入れたままで歯科医院へ行ってください。」と報道がなされており、おおかた間違ってはいません。ただ問題なのは、戸をたたく歯科医医によって歯の救命率が異なること、さらに歯髄(患者さんには「神経」と言って説明します)の保存の可能性がまだよく理解されていないことです。

写真は2本の歯の複雑な歯根破折および、正中での歯槽骨骨折。あと1本が歯の脱臼(折れずに抜けている)状態です。外傷歯の治療で『肝』と言えるのが、元あった位置にどれだけ正確に戻せるかということで、次に大事なのがその状態をキープするということです。戻ったはいいものの教科書で書かれているような細いワイヤーと接着剤(スーパーボンドなど)での固定は明らかに弱い。血餅に負けてしまいます。このようなケースのレベルになると、角ワイヤーを素早く曲げ、ブラケットを装着して固定しないと歯髄を保存したままで良好な予後を得ることは正直難しいと思います。

">ここでタイトルにつながるのですが、

①歯肉の裂開、出血などを伴う術野で、できるだけ正確に外傷歯を元あった位置に戻せる能力があること(自家歯牙移植の治療に多くの部分で共通しています)。

②一定レベルのブラケットを使用した矯正治療ができること。

この [ 2つの能力+経験 ] がある歯科医院へ行かれれば、相当な率で歯の延命が可能です。よろしければ参考になさってください。

ちなみに、私の長女には低位の歯根破折(ミニバスケットボール練習時)を、次女は歯の完全脱臼(小学生時うんていから落ちて歯が抜けた)を治療し、今は何事もなかったかのような口腔の状態です。当然わざとやったわけではありませんが、歯科医としてのキャリアアップに子供たちも大きく貢献してくれています。

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未来の歯科医たちへ

「我等は過去の人間から受け取ったものに、

我等の精神と労働を加味して、

未来の人間に渡すものである。

できるだけ良くして渡したい。」

『武者小路実篤 人生詩集』より

最近、短い文や詩が心に響くようになりました。この文も、自分がぼんやりと思っていたことを的確に表現してくれているので、読んだ瞬間、「まさに!」とうなずいてしまいました。

感染症である虫歯、歯周病が激減したあと(ターゲットとなる原因菌がはっきりしているので、間違いなく劇的に少なくなる時期が近い将来来ます)の未来の歯科医たちへ希望ある歯科界を渡すために、きちんとしたデータを残すよう今日も奮闘してきます。ちなみに、頭蓋・顎顔面・口腔咽頭治療についてはタイアップして研究していただける大学を探している最中です。

『デンタル』 から『メディカル』にならなければ、未来の歯科業界は間違いなく不況業種の最たるものになってしまいます。

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真の歯科医療を考える会会員の皆様 3時間の睡眠時間確保できましたか?

おはようございます。

また、診療前にバタバタしながらブログを書いています。それにしても、タイトルが長い!!

アラフィフは「サプリメント頼り」であることは以前のブログにも書きましたが、もう一つ欠かせないのが睡眠時間の確保。30歳代は元気が有り余っていて、多少無理をしても翌日にはケロッとして診療していましたが、今はある一定の睡眠時間を確保しないと2~3日あとをひいてしまいます。本日4時間30分寝ることができました。他の先生はそろそろ起きないと診療始まってしまいますよ~~~。

">他の先生とは、真の歯科医療を考える会(たいへんベタな名前ですが、自分たちでは気に入っています)会員のみなさま。昨日は、2ヶ月に一度の例会でした。末竹歯科医院研修室で行うのですが、写真は、皆が診療後疲れているところをおしてわざわざ運転してくるので、準備を万全にしているところです。昨日も、気心のしれた先生たち、技工士、また新人(歯科医としてはベテランですが)の川村先生が出席し、少人数で、症例検討、矯正装置調整のデモンストレーション、論文に対する意見交換など、実のある勉強会でした。

会の名前の通り、現在の流行やメディアに左右されることなく、「本物は何か」「本質は何か」ということを大事にしてる会です。一見(いちげん)さん、オブザーバーお断りで、本物でない、外れたことをがんばろうとしている先生には、退会勧告を遠慮なく出します。

内容を書いてしまうと、とんでもない量になって、診療時間に食い込んでしまうのでやめておきますが、昨日も時間を忘れて、結局夜中の1時30分まで討論をしていました。もう、毎度のことで慣れていますが、問題は私以外、皆が遠くから来ているということです。ある人は片道2時間弱、ある人は1時間30分、近くても40分程度。2時前に当院を出たので、自宅に帰ってシャワーを浴びたら………。

皆さん、3時間寝ることができたでしょうか?

今週もあと半日、なんとか気合いを入れてがんばりましょう。

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患者数はその歯科医院の総合力

歯科医として働き始めてもう、23年以上になります。
多くの同業者に出会い、様々な経験をする中で、自分の中である結論に達したことがあります。それは、患者数というのはその歯科医院の総合力であるということです。
ある患者さんは、自宅に近いと理由で来院されるかもしれない。また、受付の感じがよいという理由でファンになる人もいるでしょう。先生が優しい、義歯が作るのが上手(この表現には大いに抵抗があるのですが)、麻酔が痛くない、矯正治療やインプラントができる、スタッフのレベルが高いので定期的に通っているなどなど、歯科医院を選ぶ理由は千差万別です。これら理由の総和が患者数であり、『医院力』であると思っています。
患者数(決して1日の患者数ではありません)は、レセプト(患者さんからいただかなかった分の治療費を請求するもの)枚数を見なくても、おそらく多くの先生方は毎日の診療の中でそれを肌で感じていらっしゃるでしょうし、私も何となく「患者さんが減っているかな」などと分かります。季節的なもの、1年を通しての波もありますが、患者数は正直です。
これからの歯科界を担う若手の先生たちには、「患者さんが少なかったり、歯科医院の経営が順調でない場合は、あなたの医院に魅力がないということだよ。」と伝えるようにしています。
患者数というシンプルでありながら、非常に多くのことが影響するこの数字を大事にして、自分も律していきたいと思います。

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紫陽花

">">今日、6月21日は久々に晴れています。

こう毎日毎日雨が続くと、さすがにうんざりしますが、梅雨の時期に急激のその存在感を増すのが紫陽花です。

一昨日、雨の中自宅に咲いている紫陽花を撮影してみました。

どれもそれぞれにきれいです。

今日、朝の散歩の前に眺めてみましたが、やっぱり少々雨に濡れていた方がその美しさは引き立ちますね。

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いつの間に?

昨日、長崎県社会保険担当者会議が行われました。井手委員長の采配で内容の濃い討論が、終了予告時刻ピッタリに終わりました。さすがです。

今日は久しぶりに、予定が入っていなかったので、遅めに起きてホテルでサービス朝食(朝食代があらかじめ宿泊代に入っている)をいただいたのですが、とても美味でした。

このサービス朝食、よくあるのが [ コーヒー + クロワッサン 」 というパターンですが、長崎のザ・ハミルトンはパンが違いました。

サラダパン

一言、うまいです。上質なバイキングでいろいろなパンをいただくのも良いのですが、『このパンだけ』というのもひけをとりません。あまりのおいしさにおかわりをしてしまいました。

歴史を感じさせるたたずまい、部屋、家具のホテルですが、このサラダパンを食べるためにまた泊まろうかなーと思ってしまいます。

いつもなら時間に追われながら、高速をそれなりのスピードで帰ってくるのですが、今日は予定なし。長崎自動車道を追い越し車線に移動することなく (いや移動したかな??)、ゆっくりドライブを楽しみました。中途半端な距離にあるため、普段は立ち寄らない「大村湾」パーキングに、トイレ休憩と雨の大村湾を観るために入っていったのですが、そこで見つけたのが下の写真!

うん?何これ?恋人の聖地?白の広場?ハートゲート?ささやきのベンチ?

こんなものあった?とよく見ると

「 SINCE 2006 」

ハハハッ、いやーずいぶん前からあったんですね。アラフィフの私にはとうに関係ない施設ですが、読んでいただいている方でピッタリの皆様、隠されているハートストーンとやらを見つけると願いが叶うということですので、行ってみてはいかが。ちなみに上り、下りどちらの大村湾パーキングにも  『恋人の聖地』 はあります。

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診療時間変更

「大切なお知らせ」のところに載せ忘れてしまいましたが、本日の診療時間は通常とは異なります。

午後より長崎市(何度も書きますが、同じ長崎県でも来るまで2時間弱かかります)にて、社会保険担当者会議が行われるために、少し早く切り上げなければならないからです。

先週も顎咬合学会のために、土曜日丸一日休診にしましたので、『貴重な一時間』を確保するために、朝8時~11時30分までの診療時間に変更しました(通常は9時~12時30分)。

何一つ不平を言わないスタッフに感謝です。

もうすでに、待合室には患者さんが座っていらっしゃいますので、今日はこの辺でブログを切り上げ、『週末の戦場』に突入する準備に取りかかります。

雨が続き、運動不足になりがちです。右指の体操のため、【歯科医】ボタンを何度かクリックしてみてはいかがでしょうか?



忙しい1日終了

『幸福は決して怠惰の中にはない。

安逸の中に幸福はない。

それはただ平穏があり、仕合わせがあるのであって、幸福という輝かしいものではない。

平穏はやがて、平穏であるからつまらない時が来るし、仕合わせは仕合わせであるのがつまらない、という時が来る。

幸福というものはそういうものでない。

幸福は常に努力をする生活の中にのみ有るのだ。』

これは、「人間と愛と自由」石川達三著の中の一節です。

本日も頭と体をフル回転し、昼休みもほとんどとることなく、仕事に没頭できました。診療が終わった今、疲れとともに漂うのは充実感と幸福感です。最良の歯科医療を提供するために共に働いてくれているスタッフと、来院していただいた患者さんに感謝しつつ、失礼して今からフットマッサージ機のなかに足を入れます。

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絶好調

絶好調!!

自分のことではありません。私のパソコンのことです。最近、友人から「おっ、パソコン変わってないね」と言われました。というのも、使っているパソコンに不満が出ると、だいたい2年以内に新しいパソコンに変えているのを周りが知っているからなんです。

仕事にどうしても必要なツールですし、パソコンがクラッシュしたり、データなど紛失した日にはとんでもないパニックになりそうなくらい大事なものです。ちなみにデータバックアップは4重にとっています。ハードディスクは消耗品と考えて間違いないので、定期的に買い換えるのは正しいことだと割り切って、というか新しものほしさにいつも直販パソコンをチェックしているのですが、今のパソコンが調子よすぎて買い換える気になりません。必要最小限度のソフトも良いものばかり入れていますし、仕事上遅すぎて困るということもありません。

乗っている車も歴代で一番乗っていますが(距離も、年数も)、このパソコンは過去の記録を大幅に更新しそうな予感です(ちなみに、私は『マック派』ではなく、あくまで『ウインドウズを使い倒したい派』です)。

ウインドウズ派、マック派を問わす、よろしければ右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。



顎咬合学会シンポジウム報告

">">6月11日(土曜)、6月12日(日曜)二日間にわたり、顎咬合学会が東京フォーラムにて盛大に行われました。

私が講演しました、「サイナスリフトを考える」シンポジウムでは、林揚春先生座長のもと、私も含め4人の先生が登壇して、それぞれが主張を繰り広げました。

自分のことはさておいて、一言感想を述べるとすれば、「患者さんの立場に立っていない」「チタンインプラント使用前提のコンセンサスを振り回している」「補綴物が汚すぎる」「埋入ポジションが悪い」「血液が大事であることを軽視している」ということです。(全く一言ではありませんね。書き始めるとなんだか気分が悪くなってきました。)

私のセミナーでは、【インプラント治療というのは、インプラント補綴を行ってなんぼ】と講演の最初で言います。今回のシンポジウムでもそうですが、『上顎洞に補填材をいっぱい詰め込んでやったぞ。どうだ真似できるか』と言わんばかりの症例発表が多く、上顎洞の存在意義の話はもちろん、どのように配慮して補綴まで行ったかというところまで全く話されていないというのが現状でした。まさに、一昔前の「外科主導」の講演です。

受講者は正直で、私の時にはほぼ満席に近かった会場が、3人目の先生が終わった瞬間に1/3に。最終演者の時には、1/4に減っていました。皆さんは、おそらく患者さんにより優しい、ソケットリフトについて掘り下げることを期待されていたのでしょう。一つビックリしたことは、講演途中でも平気で会場から抜けていくんですね。いくつかの会場で様々なシンポジウムが行われていたので、転々と聴きにいかなければならなかったからだとは思いますが……。講演する立場としては、聴講された先生方のひとつの意思表示であると真摯に受け止めなければならないと感じました。

シンポジウム全体としては、フラストレーションのたまるものでしたが、終わってからは、ホテルに戻り、反省をしながらおいしい食事をいただきました。写真は部屋からのものです。東京駅のそばというか、真上というか、東京観覧には大変立地がよく、学会会場である東京フォーラムをすぐそこにあるかのように見ることができましたし(写真の真ん中にある、上から見ると木の葉のように見える建物です)、遠くには、レインボーブリッジ、東京タワーなども眺めることができました。9時からは新潟の関崎先生と症例をパソコンで見ながら、矯正治療だけにとどまらず、今後の歯科界の進むべき方向について時間を忘れて、夜の1時まで話し込んでしまいました。いつもながら大変刺激を受けましたし、勉強になりました。ありがとうございました。

12日は予定通り、1つのテーマだけ講演を聴き、福岡に戻ってきました。九州デンタルショーで、リストアップしていたいくつかの器材についてチェックをして、最後にコムネットの経営セミナーに参加しました。

それほど疲れることなく、このブログを書いていますので、まだまだ体力はあるのかなーと少し自信を取り戻した週末でした(いーーや、サプリメントのおかげだよ)。

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