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にほんブログ村 病気ブログ 歯科医へ

15分あれば喫茶店に入りなさい

Posted by Suetake 2012年1月31日

1年以上前に本屋さんで立ち読みをしていて、ある本のタイトルが目にとまりました。

『15分あれば喫茶店に入りなさい。』

このように茶系でシックな色の表紙が好きな私は、そそるタイトルも手伝って、すぐ手に取り本を開くことなく、レジへ向かいました。

プロローグを要約すると、

【 集中した仕事をするためには、喫茶店に入るとよい。

なぜ喫茶店なのか。

どんな仕事も取りかかるときがいちばん面倒くさい。

書斎で仕事をしようとして、デスクの前に座っても集中できなかったり、「やりたくないなあ」という気持ちを引きずることがあるが、喫茶店には人の目がある。家のソファのようにごろんとだらけることもできない。

一方で、ではそれほど堅苦しいかというと、そうではない。コーヒーなどの飲み物があって、のんびりリラックできる自由な雰囲気がある。

喫茶店の、その「ちょっとだらけた公共性」が、自分をコントロールするのに最適で、確実に仕事モードのスイッチが入り、スムーズに取りかかれるのである。

また、自分は幼い頃からテレビのついた居間で、家族がわいわいする中で、宿題をやっていたので、「人がいるほど、物音がするほど、集中力が深まる。」ということが身についており、他の場所では考えられない密度の濃い仕事や勉強ができるのだ。】

といった内容でした。

最近、インターネットやテレビのワイドショーなどでよく取り上げられる

「リビング学習」という言葉があります。自分の部屋ではなく、文字通り皆がいるリビングで勉強するというもの。

○ 母親や家族と同じ空間にいるので 子供気持ちが安定してリラックスする。
○ 子供の学習進度や理解度に目を行き届かせることができる上、コミュニケーションがとれる。
○ 適度な騒音は、逆に子供の集中力を高める。

という理由から、今お薦めの勉強法で、なんでも東大に合格した学生の何割かはこのリビング学習を行っていたといいます。

この3つめの理由は「15分あれば喫茶店に入りなさい。」と同じですね。そういえば、著者の齋藤孝さんも東大卒なんですよね。

「タイトルからして本の内容はたいしたことないな。プロローグを少し膨らませただけだろう。」と思ったら大間違い。喫茶店で行う仕事のやり方について、事細かくその「戦略」が書かれています。

興味を持たれたかたは、1300円払って読んでみてください。お薦めです。

土曜日に佐世保のホテルに泊まり、翌朝スタバへ行き仕事をしました。ソイラテのグランデを注文し、ちびちび飲みながら2時間、パソコン片手に仕事に集中して、本に書いてあるとおり、普段の数倍こなしてしまいました。

集中しすぎてソイラテの飲み口がずれていることに気づかずそのままゴクリ。茶色のしずくがカッターシャツを染めてしまい、仕事を中断するきっかけになったアラフィフ歯科医を応援していただけるかた、右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。

「歯の外傷」のコンテンツ追加しました

Posted by Suetake 2012年1月30日

当院ホームページに

「歯の外傷」

のコンテンツを追加しました。

このブログで、2回外傷のことを書きましたが、もっとまとまったものが見たいという要望があったため、歯の外傷の分類や症例を掲載しています。

何らかの事故(交通事故、転倒、スポーツ時の接触・打撲など)により、もしも歯がお口の外に出てしまって、近くに牛乳がないときでも、とにかくとれてしまった歯を自分で洗ったり、乾燥させたりしないでくださいね。

特にカラカラに乾かしてこられると、元あった位置に歯をもう一度生着させることは、ほぼ絶望的になります。

仮に砂などがついていても、根の部分を扱うことなく、頭の部分をもって流水で洗いましょう(流水でとれないものは当院で処理します)。

洗った歯は飲み込まないように注意しながら、お口の中に入れて(含んで)、できるだけ急いで来院してください。

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第3回学術研修会

Posted by Suetake 2012年1月29日

昨日1月28日(土曜日)に、私が所属しています北松歯科医師会の、平成23年度第3回学術研修会が行われました。

講師は私たちが日頃からお世話になっている、佐世保共済病院の歯科口腔外科医長である角町鎮男先生と、同医員の矢内雄太先生。

角町鎮男先生には

「ビスフォスフォネート関連顎骨壊死(BRONJ)のまとめ」

を、矢内雄太先生は

「口腔癌への理解を深めるために」

の演題でお話をしていただきました。

最近の知見を含めて細かいところまで、我々開業歯科医が理解しておかなければならない事項を大変わかりやすく解説していただきました。

一次医療機関である開業歯科医院は、お口の中の病気に対して自分で治療はできなくても、知識だけは必ずしっかり持っておかなければなりませんので、このような研修会は定期的に企画していきたいと思います。

講演の後、お二人の先生にはサンパーク吉井での懇親会と、佐世保へ移動しての2次会におつきあいいただきました。

写真は2次会での写真です(向かって左から矢内先生、私、角町先生)。

たいへん楽しいひとときを過ごさせていただきました。

北松歯科医師会の少ない会員の中から、2次会までたくさん(9名)参加していただけることは、すばらしいことで誇りでもあります。

 

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形から入ることも時には大事

Posted by Suetake 2012年1月28日

写真は私が診療室で使用している、口腔内写真撮影用のカメラです。

左が旧タイプのニコンD70をベースにしたモデルで、右がこれも一つ型落ちしたものとなりましたが、ニコンD90仕様のカメラで、どちらもソニックテクノが作っています。

ソニックテクノが作り色調整をしているからといって、同じ色が出るわけではありません。D70ベースのタイプの色が完璧であった(新潟県見附市開業の関崎先生による調整)ために、D90の色が未だに満足できる状態ではありません。それでも他社製品と違い、規格撮影するためには問題のない機種でありますので、私が口腔内写真撮影セミナーを開催するときには、推奨するカメラとしてあげさせていただいています。

カメラに限らず(例えば、歯内治療やインプラント治療など)、実習セミナー当日、推奨器具を購入して持参される先生には、小さなテクニックをお教えすることができますし、それだけ上達も早いことが多いと感じています。

一方、全く使い物にならないカメラを持ってこられると、どうしても

「まあ、これくらいでよろしいのではないでしょうか」

ということになってしまいます。

セミナーを受ける場合、一刻でも早く技術をマスターしたいのであれば、教えてもらう先生の器具をまねる、つまり形から入ることも場合によっては必要だと思っています。

本物の治療は何かという見る目を養い、徹底的にパクる(TTP (下着メーカートリンプが行っていること))ことができる先生は、早く一流と言われるレベルに到達することは間違いありません。

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国保運営協議会に行って参ります

Posted by Suetake 2012年1月26日

診療を中断し、今から松浦市の国保運営協議会に出席してきます。

医療関係者から、医師、歯科医師、薬剤師がそれぞれ一名ずつ参加し、松浦市の地区ごとの代表者が出席して、国民健康保険について適切に運営されているかの話し合いです。

質問するべきところはほとんどなく、また意見を求められることも滅多にありませんで、診療を休んでまで座っている意味があるのか、いつも疑問に思いますが、医療関係者が出席していること自体に意味があるのでしょうね。

割り切っていって参ります。

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