『 上顎犬歯の位置異常にたいする処置法を考える 』
先日ブログでお伝えしていました、9月29日、30日の講演会における、私の抄録ができました。
以下の通りです。
短い時間のなかで、濃い内容の講演を行う予定でいますので、皆さんふるってご参加ください。
この世界にまだ足を踏み入れていない先生は、高確率で
「自分もあの治療を患者さんにやってさし上げたい」
と思い、帰途につかれることでしょう。
【 抄 録 】
不正咬合を訴えて来院される患者の中で、著しく中顔面の発達が悪い場合、埋伏している
上顎犬歯の極端な位置異常に遭遇する頻度が高くなってきているように感じる。上顎骨の
歪みによるスペース不足によるものか、あるいはその他の原因があるのかは定かではない
が、症例によっては、中切歯歯根付近に犬歯歯冠が位置する場合もあり、処置に苦慮する
ことが多い。今回、組織学的な背景と筆者の臨床経験から、上顎犬歯に関して
・どのレベルの位置異常であれば経過観察可能か。
・対処が遅れた場合にどのようなことが起こるのか。
・いつ対処すべきか。
・対処の方法は。
・対処の違いによりどのような結果の違いが起こる可能性があるか。
という問題に対して言及し、顎顔面口腔育成のためにとるべき指針を示したいと思う。
9月8,9日のバイオブロックセミナーが終わり次第、本格的に講演スライドを整備していこうと考えているアラフィフ歯科医を応援していただけるかた、右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。