久しぶりの5根管
週末の戦場ならぬ、
“ 春休みの戦場 ”
のなか、急性の歯髄炎にて午前中来院された初診の患者さん。
患歯が下顎6番であり、歯科治療に不安がありそうだったので、麻酔をしっかり効かせるために伝麻を選択。
7~8分後奏功したので、無痛にて治療を始めました。
きちんとした手順を省略することなく、7枚積まれたカルテを横目で恨めしそうに見ながらフルスピードで進めていきました。
遠心根は2根管。
近心根も根管口をAIオリフィスバーで処置した後、2根管のグライドパスと根管上部の形成をし終わり、再度超音波スケーラーで髄床底と根管口付近をきれいにして、イスムス部をマイクロエキスカでアタックするもジワッとした出血があります。
「もしかしたら・・」
とSEC1-0でツンツンしていくとしっかりと5つ目がありました。
比較的患者さんが多い私のクリニックでも、2~3年に1症例あるかないかの5根管の抜髄処置。
きっちり行うために、次回CT撮影を行い、手術用マイクロスコープを用いて・・・・・
そうか!!
明日(4月1日)からは、抜髄処置でも4根管や樋状根管であれば、CTの点数と400点の加圧根充加算があるんでしたね。
決して低い点数ではありませんので、自分にプレッシャーをかけながら、患者さんに払っていただく治療費に見合う結果を残したいと思います。
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