新人教育・指導はハードルを立てること
院内でどれほど厳しいことを言っても、外向きには当院スタッフのことは褒めるということしかしない(「けなしてどうする。スタッフのモティベーション下がりまくるだろう!」と思いますが・・)ので、「半分くらい」のつもりで読んでください(^^;)
3月21日づけでスタッフに加わった新人歯科衛生士ですが、もう既に拡大鏡をつけて
・主訴の聞き取り
・歯式(あとでチェック)
・歯周組織検査
を一人で行い、平均で半年くらいはかかり超難関である、
末竹チェックによるPMTCの試験
も合格しました( やり直しなしに全顎探針で検査してプラークが全くなければ合格。ごくわずかでもあれば不合格 )。
・私を含めたスタッフ全員にスッと質問できる。
・何か仕事はないかと常に探していて、先を読む能力がある。
と、何より大事な
・修正能力がある。
ということが短期間にレベルアップできている要因でしょう。
私は、
●新人スタッフの教育・指導はハードルを立てる仕事
●ベテランスタッフはきれいに飛ばなければクリアにはならないハイジャンプ
であると思っています。
人によっては、小さな引っかかりでも立ち止まってしまいますが、チャレンジする姿勢があれば、倒しながら次の課題を与えられることを望みます。
そういうスタッフは、また同じ高さのハードルであれば、前回の失敗を修正しながらよりスムースに乗り越えるように努力してくれますし、次にどのようなハードルをどの高さで設定するか、私も楽しみになるというものです。
賛否両論あると思いますが、新人を早く成長させたければ教育係のベテラン衛生士に丸投げをするべきではない、ある程度までは院長先生が直接行うべきだと思っています。
それは、上記のような微妙なコントロールをスタッフに押しつけるのは酷だし、無理だという判断からです。
もし皆がそう考えるのであれば、そのスタッフのできは院長先生のでき( 過去の教育については反省すべき点も多々あります )。
院長先生以上になれなければ、院長先生以下にもならない。
スタッフの愚痴を外向きで言う先生がいらっしゃったら、それは自分の能力のなさをアピールしている、恥ずかしい行為だと反省をするべきでしょう。
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