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歯内治療のレベルで、見えるところや考えるところが違うのでは?

Posted by Suetake 2019年1月30日

一昨日根管充填を行った症例です。


3回の治療で、治療前から根充まで約2週間。

このデンタルX線写真を見て、根管治療がそれほど得意ではない方は、

「そこそこ弯曲している根管だな。どんなニッケルチタン製ファイルを使ったのだろう。」

と思われるかもしれません。

歯内治療の迷信と真実:クインテッセンス出版 より引用転載

もう少し詳しいかたは、

「根尖近くは、何号で拡大しているのかな。50号か55号くらいか。それにしては、根管上部を大きく開けていないな。細い弯曲根管の処置はそれほどでもないが、サイズが大きい弯曲根管の処置は難しいぞ。」

というところに目を付けられるでしょう。

また、もっとハイレベルになると、

「上顎洞底粘膜の局所的な肥厚がすっかり治っている。うまく起炎物質を除去できたとしても、こんなに早く正常になるのだろうか。
うん?この肥厚の中心は根管の先端ではないな。そうであれば、根尖側1/3付近に大きな側枝があるのだろうか。」

という疑問をもたれるのではないでしょか。

上記を考えると、この症例だけで歯内治療は2つの大きな不確実な要素を抱えながら治療を終えるしかないことがわかります。

・何号まで拡大したらよいのか、はっきりしたその答えはない。根尖近くで初めてバインドするファイルサイズから何号サイズを上げるとか、平均値を参考にするとか、マイクロスコープや強拡大の拡大鏡で根管を直接見てきれいになっているとか、“アバウトなところ” で決定するしかない。

・我々が治療できるのは、主根管のみ!!!側枝など機械的にきれいにできるわけではない(化学的に清掃できるのも浅い部分だけのはず)。

どんな偉い先生が、どんなにきれいなレントゲンを見せて語っても、

「根管の確実な無菌化など絵に描いた餅。歯内治療なんてそんなもの!」

と言わざるを得ないところでもあります。

だからといって、そこそこの処置を行えばいいとよいということではなく、今わかっている範囲でベストを尽くさなければならないことは言うまでもありません。

この不確実なところを補う一つの方法として、

キャナルシーラーBGなどの質の高い結合型シーラーを使って、細菌を埋葬し化石化して、生体に為害性の少ない歯にしていくということを末竹歯科医院では行っています。


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鍵がとれないーーお縄になる~~

Posted by Suetake

いつものように、朝から穏やかにデスクワークから入ろうと早朝(さきほど)クリニックに行きました。

入り口の鍵を差し込み、抜こうとすると

あれっ、あれっ、取れないー、抜けないー

どうしよう、キーホルダーが一緒になっているので、これが取れなければALSOKのセキュリティー解除もできないー


結局、大きな警報音を響かせてしまったあと、何とかキーホルダーを壊すことで、お縄になることを阻止できました。

まもなく駆けつけてくれた警備員に鍵を外してもらって、滑りをよくするためにオイルではなく鉛筆の芯をキーに塗り込むことを教えてもらいましたが、かなり慌ただしい一日のスタートとなり、仕事は何もしていないのに少々疲れてしまっています。


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読破できる仲間募集

Posted by Suetake 2019年1月22日


丸善出版から出ている

640ページの大型本 『 顔の百科事典 』

現在の愛読書です。

内容の奥深さに感動し、この本をまとめ上げられた

日本顔学会

に入会の手続きをとりました。

可能であれば、積極的に学会で発表し、

「ウワーー、歯科って凄いなーー!」

と感動していただけるよう、頑張ってみようかと考えています。


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あと1時間くらい欲しかったかな(^^;)

Posted by Suetake 2019年1月20日

昨日は、見学を希望された先生方にバイオブロック治療を細かいコツをお伝えしながら “ 土曜日の戦場 ” を無事に終えた後、

午後2時から午後7時30分まで、5時間30分 (予定では5時間でしたが・・・(^^;))

論文を引用したり、歯内治療の闇の話を挟んだり、そして

「選択に迷う必要はありませんよ!これ1択でしょう!!!」

という表現を何度も使って私見を存分にぶっ込みながら凄い数の症例(レントゲン写真)をお示しし、タップリと歯内治療に関するお話をさせていただきました。

終わった直後に

懇親会の時に

メールで

メッセンジャーで

たくさんのお礼と、バイオブロック療法の話と同じくらいにわかりやすく説得力があった旨の言葉をいただき、思いつきの講演会であったにも関わらず、

「やってよかった。」

と思いました。

その余韻のおかげで、気持ちのよい休日を過ごすことができています。

参加していただいた皆さん、お疲れさまでした。

ありがとうございました。


松浦以外では無理だろうなと思える、超新鮮で、きれいで、全く生くさくなくて、味が濃いハーブ鯖や、松浦市が推しているあじフライをはじめとして、絶品料理に舌鼓をうちながら楽しく語り合ったGG歯科医を応援していただけるかた、右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。

私も楽しみな明日の講演会

Posted by Suetake 2019年1月18日

明日は、午後から当院研修室にて

歯内治療

の講演会を行います(静岡1名、広島2名、鹿児島1名を含む研修室満杯の16名受講)。

どのレベルの参加者でも、1つ、2つではなく、このくらいは


「そうか!!」

と言っていただけるような、おもしろい内容になっていると思います。

その後に開く懇親会を含めて、私自身とても楽しみにしています。


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