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技工士スタッフ

Posted by Suetake 2011年5月13日

先日私の代わりにブログの文章を書いてもらった、副島直博君、山本博英君は当院歯科衛生士、歯科助手、受付とともにとても大切な末竹歯科医院スタッフです。システマティックな予防の概念が世に普及し、コンポジットレジン(歯科用の硬いプラスチック)による直接修復が多くなされるようになったとはいえ、現在の歯科治療の何割かはモノを作る、モノを入れる・被せる治療です。そこで重要になってくるのが、それを作る歯科技工士のレベルです。2人とも、私が開業当初からお世話になった、ある大きな技工所に勤めていました。これは宿命なのですが、あるレベルに達すると自分で開業するようになるため、育ててもらった技工所を巣立っていくことになります。その都度当院の技工物を担当する技工士が変わるために、細々としたことを教えるということを繰り返していました。末竹歯科医院のレベルは年々上がっていくのに技工物のレベルが上がらないということにジレンマを感じていたのです。ある時期に、この技工所の中でも特に優秀であった2人が自分で開業するということで、私の仕事をほぼ全て任せることにしました。

副島君は、自分で様々なセミナーに積極的に参加し、日々研鑽しています。インプラント治療や審美修復治療などではいつも厳しい注文ばかりしていますが、自分の頭で考え、消化して応えてくれています。今、大きな学会や個人的なセミナー等で自信をもって治療内容を発表できているのも彼のおかげであることは確かです。さらに高みを目指して成長していってくれることと確信しています。

山本君は、現在バイオブロックという難しい矯正装置を申し分ないレベルで作製することができる日本で数少ない技工士の一人です。副島君もそうですが、山本君は大変素直で、こちらが教えたことをスポンジのように吸収してくれ、また指示したことを忠実に再現することができます。これから患者さんのために、また歯科界にとってにグローバルスタンダードにならなければならない頭蓋・顎顔面・口腔咽頭治療のために、私と一緒にまだまだたくさんのことを勉強していってもらわなければなりません。

当分の間は、私も歯科医師として働いていくでしょうから、副島君、山本君、そしてマリンデンチャーワークスの澤勝海君にお世話になると思います。これからもよろしくお願いしますね。全ては患者さんのために!