• カテゴリー

  • 最近の投稿

  • 月別アーカイブ

  • 検索

にほんブログ村 病気ブログ 歯科医へ

斬新な治療法は保守的なものたちによって否定される

Posted by Suetake 2011年8月23日

野口嘉則さんをご存じでしょうか?

2006年には1作目の著書『幸せ成功力を日増しに高めるEQノート』がベストセラーになり、さらに2作目の『鏡の法則』は100万部を超える大ベストセラーとなった「幸せ」と「自己実現」の専門家です。

その野口嘉則さんが書かれた『3つの真実』という本の中に次の一節があります。

【 新しい発見や考え方が世の中の常識になるまでに、多くの時間を要する場合もある。特に、それが既存の考え方を覆す発見であればあるほど、最初は保守的な者立ちによって否定される。科学者の中には、『今まで信じてきたことは正しい』という思いこみを前提に、物事を検証してしまう者も多い。彼らは、既存の知識と矛盾するという理由で、新しい発見を否定するのじゃ。既存の知識が全て正しいとは限らんのにな。】

歯科治療における全ての分野がこれに当てはまるわけではありませんが、私が特に力を入れている「頭蓋・顎顔面・口腔咽頭治療」「インプラント」では、まさにぴったりの文章です。

HAインプラントについては、大変著名な人気のある先生が、メインで使用されるインプラントをチタンインプラントからHAインプラントにされたことから、随分様相は変わってきたように思いますが、矯正治療に関しては、未だにワイヤー矯正をメインで治療されている先生がたは「聞く耳持たず」状態です。

頭蓋・顎顔面・口腔咽頭治療の概念、治療方法を認めてしまうと、間違いなく今まで自分たちが積み上げてきたものがガラガラと音を立てて崩れていくのが想像できると思いますので、拒否したり、非難したりしたくなるのはわからないでもないのですが…。

ほとんどの矯正治療を勉強し、臨床に応用してみて、結果を出してきたから言えることですが、他の全ての治療は後戻りとの戦いです。また原因療法ではなく、対症療法です。

バイオブロックやRAMPAを用いた治療は大変難しいのですが、一歩踏み出す勇気が必要だと思います。

このことについて、まとまったお話をする(概略ですが)日が、あと3日後に迫りました。まだファイルのダイエット中(8月1日ブログ参照)ですが、何とか間に合うように今日もパソコンとにらめっこをします。

お時間があるときに、右下の【歯科医】ボタンをプチッと応援クリックお願いします。