小児歯科の重鎮 来訪
理由は、私が年賀状に一言
「残りの歯科医人生をかけて取り組もうと思える治療に出会うことができました。」
と書き添えておいたため。
この一行を書いただけで、午後の診療を休んで来ていただけるのも、M先生の優しさ、お人柄だと思います。
M先生には、私が講演で使用するスライドを見ていただき、また実際に矯正装置、患者さんの口腔内の状態、顔貌の変化を確認していただきました。
前後しましたが、その治療はもちろん「頭蓋・顎顔面・口腔咽頭治療」です。
治療が終わって、M先生が一言
「いやー、うれしいですね。」
大ベテランで、たいへん著名なM先生は、私が思うよりも遙か前に、今のままでは歯科界は衰退すると感じておられたようで、現状を打破できる治療に出会えたということで、思わず出た言葉だそうです。
マイクロスコープや強拡大のルーペを用いての 『 Micro 』 の治療は歯科が発展する中で当たり前のように出てきた器機だと思いますが(ただ、この傾向が続けば息苦しくなります)、明らかに今の歯科界には 『 Macro 』 の視点でものを見るという習慣が欠けています。
この 『 Macro 』 の観点から、階層(ヒエラルキー)でいえば歯列よりも遙か上位と考えられる「頭蓋・顎顔面・口腔咽頭治療」を、歯科界のために急いで広めていかなければならない、またそのためには大学を動かさなければならないとおっしゃっていました。
同感です!!
昨日は、診療をしながらの説明、またスタディーグループでもたいへんお世話になった重鎮のM先生が半日横にいらっしゃるということで、久々に緊張しました。
それと共に、たいへん心強い援軍を得た気がします。
M先生、患者さんのために、将来の歯科界のために力をお貸しください。よろしくお願いいたします。
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