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20年前を振り返って(その1)

Posted by Suetake 2013年1月30日

20年前のことを考えることがしばしばあります。

「あのとき、開業地を松浦ではなく横浜を選んでいたら今頃どうなっていただろう。」

 

大学の4年生くらいの時に、

「大学に6年行ったら、医局に残ることなく東京へ行こう。

そして、稼いだ給料をつぎ込んで勉強をしよう。

開業資金はたまらなくてもいいから、勉強に使おう。

勉強は6年だ。ダラダラやってもしょうがない。

大学6年、卒後の勉強6年で開業しよう。」

とはっきりと決めました。

勉強のために住んだ場所が、東京から相模原+横浜にはなりましたが、ほぼ予定通りに勉強をしながら開業の準備も進めていきました。

漠然と実家がある松浦市で開業するものだと思いながら、最後の2年を過ごしていた頃、ある患者さんから

「小田急線沿いの一等地で開業しないか。応援しますよ。」

というありがたいお話をいただきました。

悩みました。

松浦に帰って歯科医院を建てるか、ずいぶん住み慣れた横浜or小田急線沿線で開業するか。

松浦に帰ったら、保険診療一辺倒で自費診療なんてないのではないか。

ハイレベルなことを勉強したことが無駄になるのではないか。

このまま横浜に住み歯科医師として働いたほうが人生充実したものになるのではないか。

保険診療であれ自費診療であれ、どのような治療も手を抜くことなく、一生懸命することが大事であることは歯科医師になった時からわかっていたつもりでしたが、開業地を決定するときには上のような考えがよぎっていたのは事実です。

(つづく)

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