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今日のインプラント埋入部位の骨幅は3ミリ弱

Posted by Suetake 2013年5月24日

昨日のブログで内容を記載した隔壁をクラッシュながらソケットリフトを行いインプラントを同時埋入した患者さんが本日朝一番で傷口の消毒にいらっしゃいました。

予定通り、患部の腫れ、顔の腫れ、痛み、異常出血すべてなく経過良好でした。

 

先ほど左上3への抜歯即時埋入(3は歯根破折のため)と左上2相当部位への、リッジエキスバンドを行ってのインプラント埋入を行いました。

歯槽堤が狭小な左上2部は、幅が3ミリもなく一度はお断りした部位だったのですが、リスクを十分に説明した上でインプラントによる治療を希望されましたので、術前、術中に十分にCTで精査しながら治療を行いました。

昨日行った治療の1.5倍の手術時間を要しましたが、計画していたことを全てきちんと達成できたと思います。

因みに左上2のドリリングで最も集中しなければならなかったことは、

・狭小な歯槽堤のど真ん中にガイドドリルを入れなければならないこと(これができなければ綺麗な拡大はできません)。

・可能な限り歯牙がある左上1にドリルポイントを近づけ、0.1ミリでも骨幅を獲得するようにすること(歯に近づけるほど骨幅は大きくなる)。

・歯槽堤を広げるツールをマニュアル通りに使用するのではなく、適宜ドリリングを間にはさんでいくこと。

です。また、

・骨幅に余裕がない場合、意図的に傾斜埋入ができないため、できるだけ深めの埋入を心がけること。

も審美領域では重要なことです。

 

やるべきをことを理解し、エラーなく治療を進めることができても、

“ 幅 ”

の改善は、いつも想定以上に時間がかかってしまいます。

今、心地よい疲労感とともにお昼のダイエット食をいただいています。

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