統一性のなさは危険?
似ていますが、
左は、開業時から使い慣れている診療台のフットペダル。
右は、ちょうど2年前に導入した新しい診療台のフットペダルです。
同じように見えて、大きな違いがあります。
診療中は、ハンドピースを水が出る状態にしたり無注水にしたりと頻繁に変更します。
その度にテーブル上の注水ボタンを触るのは不潔ですし、極めて非効率なことです。
旧型は不格好ではありますが、左写真・白矢印のように小さなスイッチが飛び出していて、それを軽く踏むごとに
注水 ⇔ 無注水
に変えることができますので、ノールックで、さらにかかとを上げる必要がありませんので、間違えることがなく安定した操作ができます。
一方新型は、小さな突起がなくなった分、見た目にスッキリしていますが、おしりを浮かせて体重移動をしながら、かかとを上げて足による操作(黄色矢印の大きなボタン)をしなければならなくなっています。
以前ブログで書いた、
診療用椅子のひどい改悪(まだ変えていないのかな・・)
https://www.suetake-dc.net/blog/dr/2017/04/8296.html
ほどではありませんが、それに匹敵するほどの使いづらさとストレスを毎日感じながら仕事をしています。
今度診療台を変えるときに、Y社が続けてこのタイプのフットペダルを採用していれば、まちがいなく他社に乗り換えるでしょう。
今日のブログの内容は、ここまでが前置きとなります。
明らかな使いづらさがあっても、それ一つを使い続ければ
慣れ
ができるものです。
しかし、診療台6台のうち半分を約25年使い続けていて、あとの半分が体重移動を余儀なくされるものであれば、治療に集中していればいるほどその違いに意識がいかず、場合によっては注水モードにするつもりが、削っている途中でチェアを起こしてしまうという、とても危険なことになってしまいます(2年たった今でも月数回の頻度でやってしまいます)。
購入するときに、フットペダルについてのチェックが不足していた私が悪いのですが、同じ診療室内でのこの
不 統 一
は、わずかなことのようで、本当はとても大きな問題だと感じているところです。
この不統一の危険性を感じているもう一つが、車のハンドル回りです。
キャッチフレーズそのままに、
駈けぬける喜び
を感じさせてくれる愛車を、時間を見つけて 絶景の多い長崎県県北の道路 を走らせていますが、その快感から、この先おそらく日本車には戻らないだろうと思っています。
BMW、メルセデスベンツ、アウディを始め、ほとんどの輸入車は、国際規格(ISO)である
『ハンドルの位置にかかわらず、ウインカーレバーは左』
となっています(決して面倒くらいから、移設コストがかかるから、部品のストックがたいへんだから、不親切だからという理由ではありません)が、日本工業規格(JIS)に準拠している日本車は、
『道路事情に合わせて、ウインカーレバーは右』
です。
その結果、自ずと
『輸入車は右側にワイパーレバー、日本車は左側にワイパーレバー』
となります。
3代前も輸入車のキャデラック セビルではありましたが、GMが日本の道路事情に合わせてサイズを小さくした上、JIS規格に合わせたウインカーレバー設置してくれていたため、何の問題もなく普通に乗っていました。
昨年アコードからBMWに乗りかえた時には、乗り始めて1分後には、ウインカーの代わりにワイパーを勢いよく動かし、数度同じことをしながら自宅までたどりついたのを覚えています。
これは笑い話ですむのですが、ウォッシャー液をフロントに吹き付ける時に危険を感じたことがありました。
夜に左手でハンドル左のレバーをクックッとやって窓をきれいにしようとしたら、パッシングになってしまったのです。
それも、あれ?・・あれ?・・というかんじで、数回やってしまいました。
今、クラクションを鳴らされたり、パッシングをされたからということで相手にけがをさせたりするというニュースも目にします。
不用意なパッシングは避けなければならないのに、慣れていないのでやってしまう。
とても危ないことだと思い、それ以降ウォッシャー液を飛ばすときには、頭の中で確認しながらレバーを引くようにした結果、今では無意識下でもほとんどまちがわなくなりました。
ただ、まだ問題があります。
妻が主に使用している車はVEZELで、私もよく運転するということです。
左ウインカーが普通になった今では、VEZELに乗ったときに、ウインカーを点滅させたつもりが、ワイパーをカチャカチャやってしまいます。
そうなんですよね~~
最近、順応性が低下しているような気がするんですよね~~
こうなったら、妻にもう国産車に戻るつもりがない私に寄せてもらうしかないな~~
ということで、明日の診療後に左ウインカーレバーの車をとりに行ってきます!!
ご報告は、後日写真付きで行います。
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