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『犯人捜し』のようなことはしないで!!

Posted by Suetake 2020年4月9日

タイトルをつけるのが難しいですが、近隣のかたに読んでいただけるよう、あえて目に飛び込む言葉を使いました。

ご了承ください。

昨日私の住む松浦市でも、初めて新型コロナウイルス感染者がでました。

県境や市町村境に柵を立てて管理しているわけではないですから、いつかはそういうことが起きると予想していましたし、当院スタッフにも

「4月中旬くらいに松浦市でも感染者がでることが予想される。それを想定してしっかり準備していこう。」

と朝のミーティングのたびに訴えていました。

恐れていたことが現実に起こってから最初に『怖い』と思ったのは、周りが一斉に犯人捜しに似た会話をし始めたことです。

研修医の打ち上げや危険と知りながらの海外渡航など、はっきりと本人に責任がある場合は別として、問題になっている行動をとっていないにもかかわらず感染してしまった場合は、はっきり言って

被 害 者

です。

それなのに特定した上で強烈な差別を行うなど、絶対にあってはなりません。

感染経路が不明なケースの方が遙かに多くなった現在、誰もがいつ感染してもおかしくないということを考えていただきたい。

自分が感染したら、家族がそのようになったら・・・

そんな態度をとれるのか?

患者を目の前にしながら懸命に戦っている医療従事者はどう接しているのだろう?

非常事態に助け合うべき人間であれば、医療従事者と同様のことができるよう努力するべきではないか?

自問自答して、余計な詮索と意味のない差別は絶対に避けてください。

患者さんとその家族は、発症してしまった病気とともに、社会的に排除されるのではないかという恐怖と戦われていることを覚えておいてください。

松浦のような田舎で発症者がでたということは、非常事態宣言が出されたところ以外も、至る所に感染者がいるということを意味します。

感染しないよう努力しながら、自分が感染者だと想定して外出時は必ずマスクをする。

そうしながらウイルスに対してある程度寛容な世界を形成していく。

アフリカやシンガポールでも感染が拡大したことを考えると、季節性のウイルスではありません。

夏になると収まるどころか、熱中症を発症しないよう密閉空間でエアコンを効かせる夏の方が危ないとさえ言われています。

本当に残念ですが、6,7割の人が感染して抗体を持つか、質の高いワクチンができて多くの人に接種した上で全体の5割以上で抗体を獲得するまではこの苦しい戦いが続くでしょう。

これが

『不要な行動をとっていないにもかかわらず感染してしまったかたに対して優しい態度と気持ちで見守る』

ことが必要だと訴える理由です。

コムネット会員情報誌 Togetherで詳しく紹介していただきました

Posted by Suetake 2020年4月1日

まだ序の口だった新型コロナウイルス禍の中、インタビューされた

コムネット会員情報誌 Together 2020年4月号

が届きました。




「 バイオブロック療法で子どもたちに幸せな未来を 」

というタイトルで、

【 「良好なCureなくして充実したCareはありえない」 妥協せず常に完璧な治療を目指す末竹院長。スタッフ力もハンパではありません。】

など、末竹歯科医院の特徴を十分に著していただいています。

ありがとうございました。

待合室にも置いて、皆さんに私の考えを知っていただきたいと思います。

 

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上手に気分転換しながら、なんとかあと1年ほど頑張っていきましょう

Posted by Suetake 2020年3月30日

ブログは、「どこへ行ってきました。」という内容が多く、一方、東京を始め多くの都市部で外出自粛の要請が出ている。

うーん、やはり頻繁にブログ更新するのはためらわれますね。

こんな中でも、人との濃厚接触を避けながら上手に気分転換をしていかなければなりません。

先週水曜日は、菜の花と九十九島を見に

佐世保市の展海峰

へ。





昨日は、人がほとんどいない

松浦市志佐町の田ノ平神社から伊万里市の竹の古場

に行ってゆっくり桜を観賞してきました。



皆さん、新コロナウイルスとの戦いは、感染していない人が安心して外に出歩ける時期、つまりワクチンができるまで続きます。治療薬はそこそこのものを見つけていますが、それはかかっている人に投与するもの。

必要なものは、私がずっと主張しているようにワクチンなのですから、それがある程度世界にいきわたるまで、どんなに短くても1年近くこの戦いは続きます。

道のりは長くて滅入りそうですが、なんとか頑張りましょう。

 

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今日で今週の診療は終わり。明日から毎年恒例の人間ドックです。

Posted by Suetake 2020年3月12日

今週の診療が今終わりました。

明日からは、毎年恒例にしている

人間ドック2日コース

に妻と行ってきます。

WHOが新型コロナウイルスによるパンデミックを宣言したこの時期に、行って問題ないのか?予約を延期するべきではないのか?

と少しだけ考えましたが、当院の患者さんたちが、予約のキャンセルをほとんどすることなく通院していただいていることを自分に照らし合わせて考えると、

変更する理由がない

と判断しました。

向かうのがリスクが若干高い病院ではなく、健診専門のクリニックだということも理由の一つではあります。

 

大学が休講になって帰省している長男に留守番を頼んで、夫婦とも大きな問題がないことを祈りながら人間ドックを受けてきます。

 

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新型コロナウイルスが季節性のものでないのであれば、どうしても特効薬・ワクチンが必要

Posted by Suetake 2020年3月8日

この時期、ブログを書こうとしたら新型コロナウイルスに関わること。

普通通りに行動していたら、

「いろいろなところで行動の自粛を行うようにとされているときに何をしているの?」

などと批判をされる可能性もあると思い、ブログ投稿を控えていました。

多くの国に感染者が出ていて、これからも広がる可能性が高い新型コロナウイルスによって、私が生まれて初めてといえるレベルの経済活動のシュリンクが起きています。

あと1ヶ月、2ヶ月で劇的に状況が改善する可能性は極めて低いと思いますが、もし特効薬があるとすれば、インフルエンザにおけるタミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬ができた上で、まだ感染していない人に向けての

ワクチン

が早期に開発されるしかないでしょう。

使えるようになったならば、インフルエンザと同等、重傷化の割合で言えば、インフルエンザよりも怖くないということになるはずです。

毎年気温が下がればインフルエンザが広がりますが、皆そのウイルスと

折り合い

をつけて普通に生活しているのですから、薬ができれば・・・ということになるのです。

3日前と2日前の『 ミヤネ屋 』で大阪大学の森下竜一教授が出演されて、(株)アンジェス、(株)タカラバイオと組み、

オールジャパン

でワクチンを作る、もうワクチンのデザインはできあがっていて動物実験を始める、またDNAワクチンという特許を取得した安全であり、大量生産が安価にでき、すでに人体に無害であることを確認できているということを詳しく説明されました。

問題は、お役所的な薬の認可スピードではなく、超法規的な措置で数ヶ月後に上市できるように、政府・厚労省が動けるかということです。

感染者数を悲観的に知らせるばかりではなく、何の行動もできないような緊急事態宣言をするだけではなく、上記のオールジャパンチームなどを金銭的にバックアップし、法律の改正をしてでもワクチンの早期上市を進めることをやってほしいものです。

ちなみに、アメリカ、中国、イスラエルなどはすでにワクチンの治験を進めていると聞きますが、仮に完成しても、今の日本ではすぐに使えませんよ。

安全、安全を優先して、日本人に対して治験を行い、承認申請をさせ、時間をかけて書類のチェックを行い、出回るのは申請をしてから1年後なのです。申請をしてからですよ。

日本人のためには、日本人が研究・開発したより優秀な薬を日本で治験を進めるしかありません。

また、日本の夏と同じ気温のシンガポールで感染者が3月8日現在、138人に上ることを考えると、夏に収束するような季節性のウイルスではないというもいえるでしょう。

このような事態に、どこに資源を集中するのか?

日本の政治力が問われていると思います。

 

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