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患者数はその歯科医院の総合力

Posted by Suetake 2011年6月23日

歯科医として働き始めてもう、23年以上になります。
多くの同業者に出会い、様々な経験をする中で、自分の中である結論に達したことがあります。それは、患者数というのはその歯科医院の総合力であるということです。
ある患者さんは、自宅に近いと理由で来院されるかもしれない。また、受付の感じがよいという理由でファンになる人もいるでしょう。先生が優しい、義歯が作るのが上手(この表現には大いに抵抗があるのですが)、麻酔が痛くない、矯正治療やインプラントができる、スタッフのレベルが高いので定期的に通っているなどなど、歯科医院を選ぶ理由は千差万別です。これら理由の総和が患者数であり、『医院力』であると思っています。
患者数(決して1日の患者数ではありません)は、レセプト(患者さんからいただかなかった分の治療費を請求するもの)枚数を見なくても、おそらく多くの先生方は毎日の診療の中でそれを肌で感じていらっしゃるでしょうし、私も何となく「患者さんが減っているかな」などと分かります。季節的なもの、1年を通しての波もありますが、患者数は正直です。
これからの歯科界を担う若手の先生たちには、「患者さんが少なかったり、歯科医院の経営が順調でない場合は、あなたの医院に魅力がないということだよ。」と伝えるようにしています。
患者数というシンプルでありながら、非常に多くのことが影響するこの数字を大事にして、自分も律していきたいと思います。

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