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EMR測定器はどれがいい?

Posted by Suetake 2012年2月25日

昨日は千葉から先生がいらっしゃいまして、午後の診療(午後2時~8時)、特に頭蓋・顎顔面・口腔咽頭治療をみていただきました。

本日も朝からおいでになるということすが、大先輩ですので緊張します。

 

話は急に変わります。

日本が世界に誇る歯科器材はいくつもありますが、その代表が、クラレのメガボンドシリーズ。

もう一つが、EMR測定器です。

私が歯内治療の講演、セミナーを行うときには、推奨器材をお教えしているのですが、その中の一つでもあります。

日本の代表選手、AT、ZX、JY(何となくおわかりになるでしょう)は、開発後に何度もバージョンアップをしていますが、改良を加えられた部分が・コードの巻き取りや、・電池の持ち、・液晶のデザインなどであり基本性能は変わっていません。

これを踏まえた上で、15年前の日本歯科評論の論文にあった一つの表を見ていただくとわかることがあります。

それは、『世界に誇る3つ』と言っても、性能にはやはり差があるということです。

「ATは乾燥根管では正確な値がでない」と、他の器械の開発者は批判されますが、今時わざわざ根管を乾燥させて測定されるデンティストはほとんどいないでしょう。

それよりも、根管到達度のレベル、さらに電流のリークがしにくく一定の安定性があり、ほぼすべての根管で使用できるということが遙かに重要です。

この表を受講する先生にお見せするからには、もちろん自分で全て実際に使ってみていますし、偽りのないところこの通りだと感じたので

AT

をお薦めすると言っているのです。

繰り返しになりますが、古いデータと切り捨てる事なかれ。

基本構造は何ら変わっていないのです。

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