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上顎歯列弓の頭蓋に対する位置が考慮されていない

Posted by Suetake 2014年7月26日

講演でよく使用するスライドの1枚です。

アングルの不正咬合の分類

 

 

 

 

 

アングル不正咬合分類の長所と短所

▣ 長 所

・模型だけで分類できる。

・簡単分類できる。

・ほとんどが3つ(ClassⅡを1類・2類に分けると4つ)に分類できる。

▣ 短 所

・上顎歯列弓の頭蓋に対する位置が考慮されていない。

・上顎第一大臼歯の位置が不変であるとし、大臼歯の近遠心的変位を認めていない。

・開咬と過蓋咬合が言及されていない。

 

ポイントは、スライドで赤太字にしている

『 上顎歯列弓の頭蓋に対する位置が考慮されていない。』

というところ。

上顎歯列弓を含む、鼻上顎複合体のダウングロースが、不正咬合の大元の原因ととらえる

顎顔面口腔育成治療

では、この欠点は致命的で、“ 最重要 ” の指標とするには少々無理があります。

このスライドの内容、どこからの出典かと言えば、私が

鹿児島大学歯学部

の学生時代に一番使っていた、

img091学建書院の “ 歯学必携シリーズ ”

の歯科矯正学必携の P41 からです(同じ年代の皆さん、懐かしいのでは?)。

 

明日は、長崎県以外で、私が最も長く過ごした鹿児島での講演です。

今日の懇親会から明日の講演会にかけて、懐かしい面々と再会できるようで、今から楽しみにしています。

プレゼンテーションも4~5時間用としては、たくさんのスライドを入れ替え、臨床ケースも説得力のあるものに20枚ほど差し替えています(上スライドはもちろん変わらず入っています!)。

1日で、「『バイオブロック治療が他の矯正治療と何が違うのか?』について大まかなことがだいだい理解できた。」と受講される皆さんに言っていただけるよう努力したいと思います。

 

さあ、“ 週末の戦場 ”に突入して、12時30分まで戦ってきます。

 

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