第四回:スタッフ研究発表会

 平成16年10月9日(土曜日)、当末竹歯科医院がある長崎県松浦市にて、おそらく日本では初めての一医院のスタッフのみによる、歯科技術の研究発表会を企画し、執り行った。当日は、長崎県はもとより、佐賀県、福岡県の歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士、歯科衛生士学校の先生、生徒、デンタルサポート会社、歯科メーカーなど、総勢約270名の歯科関係者に参加していただくことができた。

私が常々「医科と歯科は明らかに異なる職種である」と 感じている。「医療関係」であることに変わりはないのであるが、歯科ではさらに「アート」、美しく仕上げなければならないということが重要になってくる。美容整形の世界もそうではないかという声がすぐさま返ってきそうであるが、「0.1ミリのズレが問題となるアート」が必要な医療は他にはあるまい。これら技術については持続的な研鑽が必要なため、歯科医師による発表会や勉強会は日本の至る所で行われているのであるが、スタッフのそれは数が少ない。ましてや一つの歯科医院でこのような規模の発表会が日本で今までに行われたということを私は知らない。

  患者さんは歯科医院を選択する場合にその医院の「総合力」が決め手になっていると考えている。総合力とは歯科医師の技術、優しさ、歯科医院の設備、材料、治療費、交通の便など数え上げれば沢山あると思うが、大きな要素にスタッフのレベルがある。スタッフのレベルは歯科医師のレベルに匹敵する重要なものである。治療の経験がある方であればおわかりになると思う。今回の企画は日常行っている基本的な治療内容について、教科書に書いてないような細かいところをスタッフ自らが整理し、掘り下げ、独自に調べ、他の歯科関係者に聴いて頂いて、ご意見をいただくという形をとった。つまりスタッフを成長させる、スタッフのレベルをさらに上げることを目的の1つとしたものである。内容は

1.デジタルカメラを使用したスタッフによる口腔内写真撮影
2.効率的なPMTCを考える
3.歯周治療は SIMPLE IS BEST
4.Tekを再考する

と私がおまけの講演(「いま歯科医師とスタッフに求められているものは?」)を行い、後に質疑応答を行った。

他人が書いた本を読むのは簡単なことである。自分の考えを人に聞いてもらうとなると難しくなってくる。種本がない状態で整理し、文章にするとなると難易度は飛躍的にアップする。発表した4人は「講演」の経験がなかったのでパワーポイントファイルについて原稿を書いて読むという形式をとらせた。そのため、文章の書き直しを何度となく行わせることとなった。最後の1週間は「緊張で逃げ出したかった」という感想をもらしたスタッフがいたが、本番は皆堂々とした内容のある発表であったと自負している。

   

このような良い経験をして技術的に、また人間的にも成長した歯科衛生士のいる当末竹歯科医院に是非一度ご来院ください。しっかりとした技術に裏打ちされた優しい笑顔のスタッフたちが私の治療をサポートしてくれています。


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