上顎洞底粘膜への配慮が変わってきている
Posted by Suetake 2017年6月6日
オステオトーム → Dr.コッシーバー → リフティングドリル
と変遷し( オステオトームは現在でも使用する場合あり )、
現在は、 ESL( Easy Sinus Lift ) を主に用いています。
ESLを用いればスロープ状の洞底骨形態でも問題とならないため、上顎洞底粘膜への配慮は
「どうやって洞底骨穿孔時に破らないようにするか」
から
「 穿孔時に残る骨のバリやインプラント体の先端形状(カッティングエッジ等)、挙上後経時的に起こりうる骨吸収に伴う粘膜穿孔に対する配慮 」
へと変わってきています。
今日の歯槽頂アプローチテクニックを応用したインプラント埋入手術も、基本に充実に短時間で処置を終えることができました。
基本に忠実
といえば・・・
審美領域におけるインプラントはリスキーと言われますが、きちんとインプラントを選んで右図のことをしっかり理解して行えば、条件の厳しい日本人の顎堤に対してもリスクが特別高いとは思いません。
ごく基本的なことから、これらのことを含めたインプラント治療全般について1日のみで教えきった前回の
1DAY集中インプラントセミナー
でお教えした先生がたが、2,3日後に初インプラント手術を行ったり、難しい治療を次々と成功させたりしています。
うれしい限りです。
10月の第2回目も、受講された先生方がしっかりマスターできるように今から準備を始めます。
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