【歯列・顔・呼吸(中咽頭径)】、矯正治療を医療と胸を張るためには、どれかを犠牲にするのではなく、三位一体として行うべき
6月16日(日曜)、福岡国際会議場にて第4回長崎バイオブロックセミナー年次集会が盛大に行われました。
定員いっぱいの120名が集まって熱気が溢れるなか、
□ 4名の会員発表
□ 7名のポスター発表
□ 4名の特別講演
と充実した内容でした。
長期間、疲れた体にむち打って睡眠時間を削りながら仕上げてこられたのだろうと想像できる、しっかりした発表ばかりで、この会を率いるものとしてとても誇らしく思います。
規模・内容ともに、既にいち研究会を遙かに超えた存在になってきていることはまちがいありませんが、これもひとえに
バイオブロック療法をきわめてこどもたちを幸せにしたいという会員の皆さん、1年前から準備していただいた世話人・事務局・KOデンタルの皆さんのおかげです。
感謝いたします。
ありがとうございました。
今回、私も“とり”で登壇させてもらい、
・なぜ顔が大事なのか、気になるのか?
・顔と歯列の優先順位は?(歯列をよくしたはいいものの、顔がまずくなったではダメでしょう?)
・顔と歯列の関係は?(下顎に叢生があるこどもは、今現在、あるいは将来必ず顔が長くなるなど・・)
・なぜバイオブロック療法で魅力的な顔に導くことが可能なのか?前方に出す(水平的成長を促す)だけではなぜダメなのか?
・なぜできるだけ早い時期に治療をスタートしなければならないのか?
・なぜバイオブロック療法が呼吸の質を改善するのか?
・バイオブロック療法を成功させるために、まず押さえるべき技術的なポイントは何か?
などなど、1時間お話をしました。
呼吸に関連することですが、午後一番に岡山大学解剖学教授の沢禎彦教授から、日曜日に受講した人以外世界の誰も知るはずがない
中咽頭径(気道)を実際に狭くしているのは何なのか? (舌(オトガイ舌筋)やオトガイ舌骨筋そのものではなかったんですね~、これが!!!)
について、チャレンジングな実験の動画や静止画とともに詳しく説明していただきました。
私の細かい要望に対して、いつも労をいとわず準備・レクチャーしていただき、ちまたにあふれている間違いだらけの解剖書について率直にご指摘くださる沢教授には、感謝の気持ちでいっぱいです。
いつも本当にありがとうございます。
無事に終わってほっとしていますが、来年も節目の第5回年次集会を行う予定ですので、私の推薦を受けた皆さんは、躊躇せず積極的に発表していただきたいと思います。
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