ただ「きれいな歯並びを」には 少し引いたスタンスで
Posted by Suetake 2012年8月1日
毎週コンスタントに矯正治療を求めて患者さんが来院されますが、ここ数日は毎日のように矯正希望の新患さんが予約を取られています。
そのほとんどが、歯科医師あるいは実際に治療中の患者さんの親御さんからの紹介なのですが、今日来院された患者さんは久しぶりに違いました。
何が違うかというと、主訴がとにかく
ただ歯並びを良くしたい
ということだったのです。
当院の矯正治療は
頭蓋・顎顔面・口腔咽頭治療
あるいは
顎顔面口腔育成治療
と謳っている治療ですから、治療の目標、狙っている部位、結果など
『その他』
の治療とは全く異なるものです。
今日は、お子さんのお口の中を診査して、なぜ歯並びが悪くなっているのかを説明した上で、
矯正歯科を含めた他院での治療
も検討していただくことをお薦めしました。
バイオブロック、RAMPAを使用した顎顔面口腔育成治療は、そのお子さんに将来にわたって計り知れないほどの健康、美貌という宝物をプレゼントできる、ひいてはご家族をも幸せにするという、私たちにとって誇りに思える治療なのですが、ただ
きれいな歯並びを
という主訴に対しては、今日のように少し引いたスタンスをとらせていただいています。
治療する側、治療される側の目標とするゴールが異なれば、ちょっとしたことでトラブルに発展する可能性が大きくなるのでいたしかたありません。
この患者さん、説明に納得していただいたようで、結局は矯正治療を始めることになりました。
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