患者さんにとって利益が大きい、AFG・CGF+抜歯即時埋入のHAインプラント治療
Posted by Suetake 2012年10月1日
今日の最後の治療は、下顎大臼歯2本の歯根破折で、大きな骨欠損を伴った部位への
インプラント抜歯即時埋入
でした。
・炎症部位には局所麻酔が効きにくい
・大きな病変を確実に掻爬(そうは)することはそれほど簡単ではない
ことから、インプラント窩形成のためのドリリングまで、予想よりも時間がかかりましたが、
それ以降は、ほぼ予定通りに治療が進みました。
このような大きな骨欠損があるときに、HAインプラントを使用すれば、ある程度予知性の高いインプラント治療が可能ですが、骨の飛び方によっては、経験があっても非常に難しいものとなります。
ただ、自己血由来の
AFG、CGF
を応用するようになった今は、相当な悪条件であっても、ハイレベルのインプラント治療ができますし、
抜歯が必要なほとんどの症例
で抜歯即時埋入の術式を選択しています。
最近では、歯科医にとって少し高いハードルとなる
採血
が可能であれば、
治療手技の引き出しの一つ
として是非習得しておきたい治療方法だと感じていますが、CGF単体で多くのことが可能だとは思っていませんので、骨補填材の一つである
β-TCP
を併用するようにしています。
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