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いったい何が起こっているの?

Posted by Suetake 2013年3月1日

井上真太郎正中縫合が生後4ヶ月~12ヶ月の間に閉鎖する下顎骨に関して

・上顎に比べて側方拡大は難しい

・拡大できても結局3ミリがいいところ

・無理に拡大すれば、拡大しない場合よりも後戻りが激しい

・下顎側切歯が萌出するときに下顎前歯部幅径が広がり犬歯萌出に伴いその距離が小さくなる

といったことは、矯正治療を手がける先生の間では共通の認識ではないでしょうか。

それでは右の写真は?

側切歯の萌出時期はとうに過ぎた、初診時10歳の永久歯列!

初診時の写真(2012.2.22)を見て

「非抜歯矯正治療など、矯正治療をきちんと勉強してこなかった無知な歯科医が取り組むことだ。」

と断言される矯正歯科専門医もいらっしゃることでしょう。

しかしこの結果!

センチ単位

の拡大ができています。

いったい何が起こっているのか。

顎顔面口腔育成治療 https://www.suetake-dc.com/fo.html

のキーワードの一つ

回転とひずみ(Rotation & Distortion)

を正しく理解しておかなければ、この結果をコンスタントに出すことは、やはり

無理!!

ということになります。

顎顔面口腔育成治療を知らずして、成長期の矯正治療を語ることなかれ!

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