拡大鏡をしてバキューム
本日のブログは、昨日のメガネ(老眼鏡)に関連して、
見 る
ことについてです。
9月に歯科用マイクロスコープを導入して以来、
・2.5倍拡大鏡
・4.8倍拡大鏡
・マイクロスコープ
を使い分けて診療し、裸眼で何かをすることは全くありません。
特にプレパレーションの時には、最低でも4.8倍の拡大鏡を使って、息を止めながら真剣に行っている(たかが形成、されど形成です!)のですが、
歯科衛生士としてなかなか出てこないレベルの逸材
と私が賛辞を惜しまない スタッフK が、数ヶ月前より2.5倍の拡大鏡をかけながらバキューム操作をするようになりました。
衛生士スタッフ全員に、自分用の拡大鏡を与え、スケーリング、SRP、PMTCなどは言うに及ばず、細かい仕事をするときには着用するように指導していますが、バキュームをしながらかけるようになったのは彼女が初めてです(これに関しては指示はしていません)。
歴代スタッフを思い出してみても、優秀だったものは、すべからく
見 る
ということに真剣で、必死でありました。
拡大してまで何を 「注視」 しているのか、今度尋ねてみようと思います(年齢的にまだまだ老眼は入っていないと思うので)が、私の想像では、大きく拡大しながら細かいことを見ることで、私がどのような考えで治療をしているのかがわかるのではないか、特にプレパレーションの場合、どの位置が歯肉縁下どのくらいの深さで行っているのかが見え、印象時の参考になるのではないかと思っています。
実際、保険診療、自費診療に関わらず、当たり前のようにシングルコードで見事に歯肉圧排し、当たり前のように見事な印象がとれていますので、印象採得後のチェックは必要ないかなとさえ思います(あまり誉めすぎかな)。
見えること = できること
他の歯科衛生士も彼女の真似をする、あるいは自分で気付いて自主的に拡大鏡をつけてバキュームをするようになってくれればと期待しています。
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