アーカイブ 2018年 11月



1本ずつ埋入していき、半分を超えて現在15本

開業するために現在の開業地(長崎県松浦市)に帰ってきたとき、すでに右上、左下に遊離端の局部床義歯を入れていた母に、アストラテックインプラントをそれぞれ2本、合計4本入れました。

生来歯が強くない上に失活歯が多くありましたので、以後徐々に歯根破折を起こし、

その度に1本ずつ埋入していく

ということを繰り返してきました。

その結果、今年2月には

■ 自分の歯・・13本

■ インプラント・・15本

と、インプラントの方が2本多くなりました。

メインで使用するインプラントが、

①アストラテックインプラント

     ↓

②フリアリット2

     ↓

③カルシテックインプラント

と変遷しました。

埋入ポジションや埋入深度などがそれぞれ異なりますので、CTで見ると何となく不揃いですが、24年経過するアストラテックインプラントをはじめとして、現在すべて良い状態です。

今日来院したので、歯周組織検査+スケーリング・PMTCに加えて、咬合のチェックも行いましたが、厳しい目で調べても全く問題なく、機能的な咬合の付与ができていました。

81歳になっても体の具合が悪いところがなく、益々元気な様子の母。

今後も何でも美味しく食べて、人生を楽しんでほしいものです。

 

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有吉弘行さん絶賛のぎょうざちゃんぽん 美味い!でも辛い~~~

ご存じでしょうが、テレビ番組

有吉弘行のダレトク

の企画

「没メニューレストラン」

とは、新商品を開発する中で、ワケあって日の目を見ることがなかった没メニューをゲストが試食し、評価が高いメニューを復活させるコーナーです。

リンガーハットが諸事情により商品化しなかった没メニュー4商品のなかから、有吉さんが

「めちゃくちゃうまい!!」

と絶賛したメニューが

ぎょうざちゃんぽん(麺は入っていません)

facebookを眺めていて右の写真が目にとまり、期間限定で今日から販売開始するということで、先ほどいただいてきました。

 

 

 

 

 

 

 

美味い!

でも辛い~~~(>_<)

辛い物好きな人にはオススメです。

 

辛いものがそれほど得意ではないので、顔と頭から汗が噴き出、涙を流しながら完食してきたGG歯科医を応援していただけるかた、右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。



最後にものをいうのは『口腔内での咬合調整力』

このところ、お口の中に不具合があっても早めに予約をとって差し上げることができない状況が続いており、電話や窓口で

「そんなに先しか空いていないですか?」

と、毎回、初診・再初診のかたに聞き返されて、受付のスタッフは対応に苦慮しているようです。

とても心苦しいのですが、

・歯科医師1人が1日(8時間)で診療できる患者さんの人数や内容に限りがあること

・予約をお取りいただき、万障繰り合わせて時間通りに来院されたたかたを、できるだけ待たせずに診療することを優先順位の最上位と考えている(賛否あると思います)

ということをご理解いただければと思います。

 

その予約状況のせいか、あるいは年末に向かっているからなのか、義歯関連の棚がたいへん混み合っていますが

セット・調整が終わったあと、

「とても具合がいいです。」

と全員に言っていただけるよう、今日もきちんとした診療を行いたいと思います。

 

義歯を新製した患者さんの最終的な評価は、口腔内での精密な咬合調整(早期接触、咬頭干渉、咬合干渉の除去と全体的なバランス)にかかっていると考えているGG歯科医を応援していただけるかた、右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。



もうすぐ師走

随分寒くなり、昼と夜の寒暖の差が大きくなってきました。

皆さん、暖かくしてお過ごしください。

今日はこれだけ!!m(_ _)m

 

昨年はインフルエンザにやられたので、今年の師走は気を引き締めて体調を整えていこうと思うGG歯科医を応援していただけるかた、右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。



2019年1月19日(土曜) 末竹歯科医院研修室で5時間行います

予定が空きましたので、

2019年1月19日(土曜)の

14時~19時まで タップリ5時間

歯内治療に関してだけの講演会を計画しました(時間が許せばデモもあるかも・・)。

末竹歯科医院研修室で行いたいので、

募集人数は最大15名

ざっくばらんに、

「今は○○を使うべきです。なぜなら・・・だから。

使い方はこう!これが正解ですよ。

というような、オープンな講演会ではできない断定的な表現をしたいとも考えていますので、ここは斜に構えずに、私が精一杯伝えることをわかっていただいている、また信じていただけるような先生方に限定しなければならないと思っています。

 

ということで、第1期~第6期までの長崎バイオブロックセミナー卒、あるいは今年の東京セミナー卒、第7期・第8期受講予定者、そして世話人の皆さん(世話人も含めて15名です)に限らせていただき募集いたします。

15名より少なくても大いに結構。

少人数であれば対話するような会になり、それもいいなと考えています。

今から、facebook か E-mailで連絡してください。

参加しないでビデオだけゲットしたということはよろしくないので、

静止画撮影OK、動画撮影不可

という条件にします。

開業以来のデンタルX線写真のほとんどをチェックし

スタッフに治療した長期経過を確認し

出されている歯内治療に関する本を熟読(目を通した・・ではありません)し

機器・材料に関してメーカーに問い合わせながら作成した今回のスライド。

必要なことは全て網羅していると自負していますので、どうぞふるって応募してください。

 

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枯れ方

56歳6ヶ月という年齢を考えると、

枯れ方

ということを頭に入れておかなければならないと感じる。

枯れ方・・・

それは、年をとっても無理に元気よくということではなく、

また、年相応におとなしくということでもない。

「もう50半ばを過ぎたのだから、着るもの・持ち物などどうでもいい。」

ということは止めよう、回りにいる人を不快にしないよう、

清潔感のあるおしゃれ(おしゃれって本来相手を思ってすべきことですよね)

くらいはしておかなければ・・という意味だ。

少し変えた一例を挙げれば、数年前までは革靴を量販店や通販で、それも少し緩めのものを購入していたが、今は

きちんとしたシューフィッター

のいるお店を選び、必ず納得できるまで試着して、

ピッタリサイズ(少し大きいだけで変な履きじわができる)

で、

長く履ける質の高い靴

を手に入れるようにしている。

 

 

 

 

 

 

 

スコッチグレイン">写真は、コストパフォーマンスに優れる内羽根式ストレートチップのスコッチグレインと、英国ロイヤルワラントの中ではこれまたお買い得な Loake 1880 のコインローファー(ともにグッドイヤーウェルテッド製法)、靴(皮)の柔らかさにびっくりするスペイン・ピコリノスのドライビングシューズだ。

 

 

 

新旧トートバッグ

バッグも、以前は軽くて使い勝手が良ければということで、ナイロン製を選ぶことが多かったのだが、この年齢にふさわしい小物は革製だろうということで、トートバッグやクラッチバッグをペレ・モルビダ製に変えて愛用している。

 

足元や小物を悪くないものにしたので、

「少し枯れ方が良くなってきた。」

と感じる今日この頃である。

 

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“ 仏の里 ” 大分 国東半島を堪能

11月17日土曜日は、前週と同様

早朝7時45分から11時まで診療を行い(4~5時間かけて来ていただいたり、土曜日しか来院できない患者さんが多くいらっしゃるうえ、なかなか予約をお取りできない状況なので、土曜日の診療時間短縮はとても難しい)

大分県 国東半島に向かいました。

ひと仕事終えた後、その日は4つの観光名所を巡りました。

■ 熊野 磨崖仏(くまの まがいぶつ)

平安時代末期の作といわれている「大日如来(左下写真 約6.7m)と「不動明王(右下写真 約8)」の磨崖仏があり、国指定の重要文化財となっている、国内最古にして最大級の磨崖仏です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ 真木大堂(まきおおどう)

国の重要文化財、4件9駆の仏像を見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ 富貴寺(ふきじ)

富貴寺は、平安時代に宇佐神宮大宮司の氏寺として開かれた由緒ある寺院です。

中でも阿弥陀堂(いわゆる富貴寺大堂)は、宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつに数えられ、現存する九州最古の木造建築物であり、国宝に指定されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ 真玉海岸(またまかいがん)

真っ赤な夕日を横目に見ながら急ぎ車を走らせましたが、残念ながら日没には10分ほど間に合いませんでした。

周防灘に面した海岸で、国東半島の西側の付け根に位置し西方に開けているため夕陽の美しさで知られ、日本の夕陽百選に選定されるとともに、おおいた遺産にも「真玉海岸の夕陽」として選定されているということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日は2カ所の観光。

■ 宇佐(うさ)のマチュピチュ

ご存じの通り、南米ペルーのマチュピチュは、「空中都市」とも呼ばれる世界遺産です。

兵庫県の竹田城跡が、「日本のマチュピチュ」として脚光を浴びましたが、第三のマチュピチュと呼ばれる風景が宇佐市院内町西椎屋です。

国道387号横の展望所から見る西椎屋地区は、円錐形の山を背景にした棚田と集落の景観が南米ペルーのマチュピチュに似ていることから『宇佐のマチュピチュ』と呼ばれているようです。

頑張って似ているように写真を撮りましたが、いかがでしょうか?・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ 宇佐神宮(うさじんぐう)

全国に約44,000社ある八幡宮の総本社、石清水八幡宮・筥崎宮とともに日本三大八幡宮の一つというだけあって、広大な敷地に「○○が日本で第1位」というものがいくつもありました。

七五三の時期で、可愛いこどもたちが両親に手を引かれて歩くさまに思わず顔がほころび、とても癒やされて神宮をあとにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天気にも恵まれ、とても充実した週末でした。

 

熊野磨崖仏への往き道、鬼が一晩で築いたと伝えられる急勾配の自然石による乱積石段(健脚の人でもたいへん)を問題なく登ることができたので、心臓は大丈夫だと確認できたGG歯科医を応援していただけるかた、右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。



歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、たくさんの皆さんに興味をもっていただきました

昨日は、長崎県歯科医師会館で講演をさせていただきました。

長崎市歯科医会の会員歯科医の皆さんばかりでなく

長崎県歯科衛生士会の皆さん

長崎県技工士会の皆さん

長崎歯科衛生士専門学校の学生さん

の参加があり、補助椅子まで用意していただいた会場が一杯になりました。

ありがとうございました。

また、講演会後は、懇親会と2次会を通じて長崎市会医師会の皆さんと和気あいあい、いろいろな話ができました。

たいへんお世話になりました。

 

今日は、大学に通う長男と食事をしながら近況報告や将来の話をしてよい週末を過ごすことができたGG歯科医を応援をしていただけるかた、右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。



『群盲象を評す』・・バイオブロック療法に対する評価に似ています

群盲評象(ぐんもうひょうぞう)、群盲象を評す

古くからインドに伝わる寓話で、仏教をはじめ多くの宗教や国・地域で語られることにもなっている話ですが、シンプルながら非常に鋭い例え話で、時代を超えた普遍的示唆に富んでいると言えます。

要点は、次のような内容です。

『 目が見えない盲目の人間が数名集められ、その人たち全員に象を触ってもらった。

当人たちは目が見えないので、当然のことながら象という動物を見たことはない。

そこで、触った感触から象という動物がどのようなものか、感想を述べてもらった。

鼻に触れた人は、「象という動物は太い縄のような生き物だ。」と言い、

牙に触れた人は、「何か角のような生き物だ。」と言い、

耳に触れた人は、「簔(みの)のような生き物だ。」と言い、

胴に触れた人は、「壁のような生き物だ。」と言い、

足に触れた人は、「立派な柱のような生き物だ。」と言い、

尻尾の根元に触れた人は、「杖のような生き物だ。」と言い、

尻尾に触れた人は、「箒(ほうき)のような生き物だ。」と言い、

盲目の人々はみな自分の感想こそが正しい、「象とはこのようなものである!」と主張した。

なるほど、確かに人々は自分の触った部位の形状や特徴を的確に表現していたのである。

しかしながら、それらの感想はすべて象の一部についての感想であって、象そのものの感想ではなかった。

象という全体を知らないがために、一部分のみを触ってそれがすべてだと思い込んでしまった人々。

正しいと信じて疑わない自分の主張が、全体ではなく一部についてにすぎないということに気がつかず、互いに他の主張を批判してしまうことの虚しさよ。』

表現はいろいろありますが、これが概要です。

断っておかなければなりませんが、もちろん、これは目が見えない人を愚弄する話ではないということです。

仏教における盲人とは、実際に目が見えないことを意味するのではなく、真理に対する見識がないことを言います。

ブッダという名前の意味が『目覚め』であることからわかるように、真理に目覚めていない人、真実に目を向けようとしない人を指して、「未だ目覚めぬ人」の意で「盲人」と表現しているのです。

 

なぜこの群盲評象を説明したのかというと、バイオブロック療法に対する評価が、まさにこれにピッタリだからです。

「とにかく歯を前に前に出すことをするんだって。全部上下顎前突にしようとしているの?」

「全部一旦オープンバイト(開咬)状態にするらしいよ。何をしようとしているのかね。怖い怖い。自分には無理だね!」

「装置の一部は拡大ねじがついているらしいから、結局一般的な床矯正装置と同じ仲間だし、同じように広げて歯を並べようとするものでしょう。」

「バイオブロック療法の肝はステージ3と呼ばれる装置らしいのだけれど、下顎の内側に4本の角みたいに延びたレジンがくる、見た感じ、こどもたちに着けさせるにはかわいそうな格好しているよね。」

「バイオブロックステージ3の調整が難しくて、それをマスターできる人はとても少ないみたいよ。」

「バイオブロックステージ1は良くできた拡大装置だから、ステージ3は入れずに、あとはフルブラケット治療に移行すれば手っ取り早いじゃない。難しいステージ3・・・、いらない、いらない。」

「基本的に上下左右の第2乳臼歯を利用しながら、治療を進めるから、それが脱落した段階でバイオブロック治療はできないらしいよ。適応年齢・適応症例・適応範囲狭すぎ!」

「乳歯の側方歯群は、治療の途中で抜髄か生活歯髄切断をして咬合高径をズドンと落とすんだって。それってどうよ。」

 

上記全てが、バイオブロック療法のごくごく一部しか理解していないための意見で、仏教でのいわゆる“ 盲人 ” と言うことができます。

 

今週土曜日(11月10日)に、長崎市歯科医師会にお呼びいただいて、

不正咬合ばかりでなく、呼吸の質や顔貌の改善にもアプローチできる治療とは?
- バイオブロック療法への誘い -

と題して講演を行います。

少しバイオブロック療法を聞きかじったかた、全く初めてバイオブロック療法の話を聞かれるかたなどいらっしゃると思いますが、終わった後に、

「バイオブロック療法という象の形が見えました。」

というような感想をいただけるよう、また

「成長発育期のこどもに対して今までやってきた矯正治療・咬合誘導がなぜ効いたり効かなかったりしたり、多くが後戻りするかということについて理解できました。」

「なぜバイオブロック療法を行うとこどもたちのいびきが少なくなったり、気道(中咽頭径)が広がって呼吸の質が改善されるのかわかりました。」

「本当に顔が変わるんですね!!目からウロコが何枚も落ちました。」

と言っていただけるよう、あと4日かけてスライドを完成させていきたいと思います。

 

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久々に学術系の長~~いブログです

10月23日に西望歯学会にて歯内治療を中心に講演をさせていただきました。

その時使用した400枚オーバーのスライドは、

● 機器・材料の正しい選択と操作法

● 一体化

の内容を説明するためのものを多く含みましたが、今日のブログでは、そのほんの一部、直接法によるレジンコア+ファイバーポストを用いた支台築造について解説を加えたいと思います。

臨床経験がそれほど多くない先生方の中には、

「支台築造が歯内治療の講演に必要なのか?」

という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、コロナルリーケージの可能性や、根管内の処置が支台築造の肝だと考える私にとって、被せものよりも、より歯内治療に近いのではないかということでスライドの入れさせていただいたしだいです。

 

① テーパーのついた専用ドリル or RTPリーマー(デンテック)で築造窩洞の形成。ピーソーリーマーは不適当

支台歯根管とファイバーポストの適合は少しルーズなほうが望ましいということは、普通に考えれば当たり前のことです。

なぜなら、ファイバーポスト併用レジンコア支台築造の歯に対する維持は、デンティン・ボンディングであり、ファイバーポストと根管の適合によるものではないからです。

いかに確実なデンティン・ボンディングを行うかということと、レジンの一定レベルの強度を確保することが重要なので、ファイバーポストピッタリのドリルを使用するよりも、それよりも若干大きめのドリルを用いたほうがいいと考えます。

テーパーがついているはずの根管に対してテーパーがないピーソーリーマーを使用する?あり得ないですね!

 

② 根管ブラシとエアーフローによる窩洞内の清掃

全ての項目を緻密に行うべきですが、この窩洞内の清掃がいい加減だと、後の処置を頑張ってもそれなりの結果に終わるでしょう。

根管ブラシだけでは多くのケースで十分なことが行えていない可能性が大です。

 

③ エアーによる窩洞の乾燥

一時的なものであり、そこそこの乾燥です。

 

④ ファイバーポストの試適と長さの調整(YDM ファイバーカッター)

ニッパー、矯正用のカッター、ディスク等を使用してみましたが、専用のカッターにはかないません。

 

⑤ ファイバーポストのシランカップリング処理(セラミックプライマープラス)

せっかくシランカップリング剤が含まれるボンドマーライトレスを根管内に使用するのであれば、同じものをファイバーポストの前処理に使用したらいいのでは?と思いますよね。

先ほど書いたように全てのステップを緻密に行うことが大事なのですが、もし『抜ける』という症状が出るならば、根管からレジンではなく、レジンからファイバーポストがスポッと抜けてくることが多い。

このファイバーポストにしっかりとしたシランカップリング処理を行うことはとても重要なことなので、どれほど異なるのかはわかりませんが、末竹歯科では、何でもありのものを使用するのではなく、それ専用のセラミックプライマーを使っています。

 

⑥ 再度窩洞の水洗と根管バキューム、ペーパーポイントによる十分な乾燥

エアーブローだけでは、根管内、特に最深部付近の乾燥は十分に行えませんので、根管用のバキュームとペーパーポイントを併用しています。

 

⑦ セルフエッチングボンドをポスト孔内と歯冠部前面に塗布
  ミニブラシブラック(Tokuyama Dental)使用

ものを見てもらえばわかりますが、通常形態のマイクロブラシと比べると、どんなに細い根管にも、あるいは太い根管でも、塗りむらがないだろうと思わせる形をしている、それがミニブラシブラックです。このようなこと一つにもこだわれるかどうかが、シビアなケースでの予後に大きく関わってくると考えます。

 

⑧ セルフエッチングボンドの液溜まりをペーパーポイントで吸い取り、中~強圧のエアーで乾燥(5~10秒)

エアーが届きにくいのであれば、ボンドの液だまりはあるでしょう。

 

⑨ ノズルが細長いことと光透過性に優れる非混和タイプ(気泡埋入僅少)のコンポジットレジンを選択して、ポスト孔先端からゆっくり引き上げながら填入し、調整したファイバーポストを静かに挿入する

右スライドのように、機械的強度はエステコアの方が上です。それは光重合でも化学重合であってもです。

ではなぜサンメディカルのポストレジンを使うのか?

一つにノズルがメタル製で長くて細く、それでも押し出しに問題ないように流動性が確保されているということ(最近プラスチックノズルを使っていたメーカーがメタルノズルし、その流動性を上げるために材料自体も変更しているという例もあります)。

もう一つ、これが非常に重要なのですが、練和しない光重合タイプだということです。

どれほど優れたミキシングチップを用いても、混ぜ合わせるタイプのものは、必ずと言っていいほど気泡が埋入しています。

ごくわずかな厚みの根管内のレジン中のそれが入ったらどうなるでしょう。いいはずがありません。

「光重合タイプはだめでしょう?やはりデュアルキュアタイプでなければ!」

光重合タイプは光が届かなければ重合しないので、ファイバーポスト・根管内用のレジン両方とも透明度が高く光透過性の高いものを選択しているのです。

 

⑩ 光照射。透明度の高いレジンは、およそ歯肉縁付近まで

⑨を参照

 

⑪ 支台築造用コンポジットレジン(エステコア)の築盛と最終重合

歯冠部に相当するところは、ある程度の機械的強度を求めますので、エステコアを使用しています。

 

⑫ 支台歯形成、印象

出血や歯肉溝滲出液をコントロールしながら上記の処置を行っていますので、同日に形成し確実な印象が行えます。

 

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

 

歯内治療全般にわたり、どこをどう気をつけるべきかとポイントをおさえて講演をさせていただいたGG歯科医を応援していただけるかた、右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。