想定外の黒字化
Posted by Suetake 2011年11月1日
私が住む長崎県には、テーマパークとしては群を抜いて日本最大（面積が）のハウステンボスがあります。ハウステンボス（ Huis Ten Bosch ） は、オランダ語で「森の家」。オランダのベアトリクス女王が住む「ハウステンボス宮殿」を再現したことから名付けられました。
１９９２年３月２５日に開園したハウステンボスですが、建設などにかかった初期投資費用が総額２千数百億円と巨額だったにも関わらず、開園以来１８年連続の赤字垂れ流し状態でした。
その再生不可能と言われた巨大テーマパークを立て直し、わずか１年で黒字化したのが、日本最大の旅行会社HISの創業者で現会長の澤田秀雄氏です。
どのようにして「誰もがさじを投げるほどの難題」をかたづけていったのか、ここでは書きませんが、日本航空にしてもハウステンボスにしてもつぶれるべくしてつぶれたといえる企業体質、経営体質であったということは共通しています。このような企業には、周りの反対をねじ伏せながら、改革を遂行する『豪腕』が必要で、日航では稲森和夫氏、ハウステンボスでは澤田秀雄氏だったということになります。
澤田氏曰く、
「利益を２割伸ばし、経費を２割削減できれば、立ち直れない企業などほとんどない。」
そのまま歯科に応用することはできませんが、秀でた人が発する言葉は重みがあり説得力がありますね。
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