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科学的に考えれば無理

Posted by Suetake 2016年7月1日

2016-06-30昨日のNHK NEWS WEBからです。

縫合とは何か。

どの縫合がいつ癒合するか。

どの骨にどのような筋肉がどれだけ付着しているか

を考えれば、成人で見た目でわかる変化が起こることは考えにくいし、仮に瞬間小さな変化が起こったとしても、長時間持続することは、科学的に考えれば無理な話です。

「オステオパシーがあるじゃないか?」

そうですね。

しかしオステオパシーとは、一つの哲学であり

①身体全体を一つのユニットして考える。

②身体の機能と構造は一体のものであると考える。

③自然治癒力を鼓舞することを主眼とする。

など独特の医学体系を持つ崇高な学問です。

ただ骨を動かすという単純なものではありません。

さらに効果としてはダイナミックであっても形態変化はムーブメントのスケールであり、ましてや縮めて顔を小さくできるものではないはずです。


長崎バイオブロックセミナーでも、バイオブロック療法やアドバンスな治療法によって顎顔面領域のダイナミックな変化が可能であることを伝えていますが、一番重要なことは

治療をスタートする年齢

であり、それが遅くなれば一部の骨の部分的な形態変化にとどまって、口腔領域+α程度の効果しか得られないでしょう(ただし、中咽頭部の気道は下顎を前方に誘導すれば大きくなります)。

前向きにも後ろ向きにも、科学的に、あくまで科学的にしっかりバイオブロック療法を検証をしながら後進に引き継いでいってもらわなければと気持ちを新たにさせられたニュースでした。


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