エンドシーラー
第5弾か第6弾か、はたまた第7弾か忘れましたが、久々にお薦め商品をご紹介します。
エンドのお薦め商品は、数回前にEMR測定器の
『AT』
をはじめとして、たくさんあります。
いっぺんに出すのではなく、じらすように小出しにしていきますので悪しからずお許しください。
今日は新製品として世に出て、もう12~13年程度経つのでないかと思う
です。
私の根管充填は、加圧をしません(スプレッダー使用は歯根破折の原因の最たるもの)。
シングルポイント変法です。
気泡が入らないようにシーラーを根管に満たし、そのシーラーを根管壁に押しつけるためにメインポイントを挿入する、つまり
シーラーが主役でメインポイントは脇役
という考えで根管充填を行っています。
主役であるからにはシーラーにはこだわらなければなりません。
いろいろなこだわり(例えば組織液に対する溶解性や硬化後の収縮率など)があるでしょうが、全ての物事に優先順位があるように、こだわるべきシーラーの特徴にもこれが“一番大事”というものがあります。
それは
【根管壁に対するヌレ】
それも完璧な乾燥状態ではなくても(多少の悪条件でも)、死腔を作らずにサーと広がって根管を満たしてくれるということが、臨床歯科医が使用するシーラーが具備すべき条件として最も大切なものであると私は考えています。
机上の物性は、レジン系やシリコン系にかなわないでしょうが、臨床で使用するには現在No.1です。
エンドシーラーをお薦めした先生方は、皆さん喜んで使っていただいているようで
「教えてもらってよかったです。ありがとうございました。」
と言われます。
あまりにヌレがいいために、軟らかいうちにグローブについたら除去するのはほぼ不可能ですから、この点ご注意ください。
根管充填は「充塞」は必要、しかし「加圧」はできるだけしないようがいいと確信しているアラフィフ歯科医を応援していただける方、右下の【歯科医】ボタンをプチッとクリックお願いします。